お知らせ

2020年12月28日

令和3年の初詣について

令和3年初詣の準備が順調に進んでおります。写真のように感染症の対策のため手水舎は柄杓を撤去して花手水としております。氏子の篤志の方によるお花の奉納で手水舎が華やかになり、感謝申し上げます。このため、皆様方の御手水は石段を昇りきった随神門の中にあります御手水をご使用になり、ご参拝ください。

また門松も設置され、大晦日に年神様をお迎えして新年を迎えることになります。最近、報道で「幸先詣」なる言葉が耳にされますが、小生としてはどうも腑に落ちません。三密を避けるために年内から縁起物などをお頒ちするとのことですが、門松に年神様をお迎えせずに前倒しでお頒ちする縁起物に何の意味もないと思います。

現在我々が使用している暦は「新暦」で明治の初めに採用されたもので、歴史的にもまだ150年という新しいものです。それまでの所謂「旧暦」でいくと、令和3年の元日は2月12日(金)になりますので、本来ならば旧暦の元日までを初詣として長いスパンで皆様方にお参りして戴くよう全国の神社界で統一するべきなのに、特定の地域や神社のみで幸先詣なる、さも聞こえの良い発想の貧困さに辟易する今日この頃であります。

金鷹山若宮八幡社では、宮司と神社総代が何度も何度も話し合いを重ねて感染症の対策を講じる準備を進めてまいりました。勿論、縁起物も大晦日の深夜から皆様方にお頒ち致しますので、どうぞ心静かにお参りいただきますよう心よりお待ち申し上げます。

それでは佳いお年をお迎えください。